アルコールとおつまみはセットですが、おつまみの選び方や食べ方で、体調に大きな差がでます。
からだにやさしい食べ方を知り、アルコールを楽しみましょう。
まずは、脂質のとりすぎに気を付けましょう。
アルコールを飲むと、肝臓ではアルコールの解毒を優先するため、糖質や脂質など栄養素の代謝は後回しになります。
その結果、太りやすくなるのです。
「アルコールを飲んで太った」と思っている方の多くは、実はおつまみの内容に大きな要因があります。
一番控えたいのは、揚げ物や脂身の多い肉料理、ソーセージやバター、生クリーム、チーズを使った料理です。
代わりに選びたいのは、脂質の少ないたんぱく質食品。
冷奴や湯豆腐、豆腐サラダ、枝豆、刺身、焼き魚、蒸し鶏、焼き鳥(もも、ささみなど)です。
アルコールの代謝でビタミンを消耗するので、野菜も必ず添えましょう。
もずくやめかぶなどの海藻類も、糖やアブラの吸収を緩やかにするのでおすすめですよ。
「アルコールを飲むからご飯は抜く」という調整は、飲み会の1日だけこの方法で調整するのは良いですが、毎日続けると栄養素のバランスを乱します。
カロリーの面だけで見るとアルコールとごはんで調整できますが、栄養素の面では調整できていないからです。
「お酒も飲んでご飯も食べるとカロリーオーバーになるのでは」と心配な方は、夕方の補食におにぎりなどのご飯を食べておくのがおすすめです。
早めの時間に食べておくことで、夕食前の空腹が和らぎ、飲酒時に食べすぎや飲みすぎを防ぐことができます。
急激な血糖値の上昇も抑えられ、からだの脂肪の蓄積も避けられます。
ぜひ試してみてください。